いまだに変わらない山崎武司さんの師匠愛
2017年07月17日

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「おい、佐藤! お前、何しとんのや!」

 先日、東京ドームの関係者サロンで久しぶりに「タケシさん」にお会いした。自分にとって「タケシさん」とは、山崎武司さんのこと。1986年にドラフト2位で中日に入団。以降、オリックス、楽天、最後は中日と渡り歩き、2014年に現役引退。本塁打王2回、プロ通算403本塁打のスラッガーだ。最近は評論家だけではなく、その豪快なキャラクターが受け、バラエティー番組などにも出演している。自分は楽天担当だった07年からおよそ5年間、何かと“勉強”させていただいた。

「この前、番組の企画で久しぶりにバット握ったから、もう体がキレキレ。今なら現役時代より打てるかもな! ガハハッ!」。手のひらにできたマメを触りながら豪快に笑う武司さんだったが、ある人の話題になると、途端に表情が変わった。「オヤジ」と慕う、野村克也氏だ。

 楽天時代、選手として下降線をたどりかけていた武司さんを見て「才能だけで野球をやっとる」と感じた当時の野村監督は、投手心理や配球を読む重要性を説いた。変化球であっさりと打ち取られてしまう姿に「(実績のある)お前に直球が来るわけないだろ。もっとうぬぼれてみろ」と諭したエピソードは、あまりにも有名だ。こうして07年、39歳にして本塁打(43本)、打点(108点)の2冠王に輝いた。武司さんにとって、ノムさんは野球観を変えてくれた「師匠」でもある。

 実はこの前日、東京ドームにノムさんが訪れていた。そのことを何となく話したのだが、武司さんは「え、オヤジいるのか!? 今日は来るのか?」と周囲を見回した。今は地元・愛知が拠点で、直接会う機会もないだけに、いないことを告げると本当に残念そうだった。

 野村克也82歳、山崎武司48歳。いまだ変わることのない師弟関係の一端を垣間見て、思わずジンとしてしまった。

(運動部主任・佐藤浩一)



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