プロフィール
山口敏太郎(やまぐちびんたろう)
1966年7月20日徳島県生まれ。作家・オカルト研究家。神奈川大学卒業後、日本通運入社。96年に作家デビュー後、多様な分野にわたるエッセーや論文、小説コンテストにおいて11回の受賞歴を経てプロ作家に転身。独立し現在に至る。妖怪・UMA・UFO・都市伝説などの不思議分野において本格的な解説ができる作家としてテレビ・ラジオに多数出演。




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【161】アフリカにいるはずのないクマ出現「ナンディ・ベア」の正体は?
2016年07月01日

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ナンディ・ベア

 昨今、この日本でも民家の近くに現れて住人を恐れさせている、いや、実際に被害者も出している猛獣といえばクマだろう。連日ニュースを騒がせているが、作物を荒らすだけでなく、雑食性なので人肉の味を覚えた場合、その個体は人間をエサと認識するため非常に厄介な存在となる。

 このクマであるが、力が強いだけでなく足が速いことでも有名で「時速60キロ程度」と言われている。そんな生物が日本のみならず、南北アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、そして北極にまで分布しているのだから恐ろしい。

 そしてお気づきだろうか。野生動物の宝庫であるアフリカ大陸にクマは生息していないのである。南極大陸、オーストラリア大陸と違って、ユーラシア大陸と隣接しているのにもかかわらず、だ。

 しかし、そんなアフリカ大陸に「ベア」の名を冠した未確認生物がいる。それが今回紹介する「ナンディ・ベア」である。東アフリカにあるケニア共和国、その南西部の高地であるナンディで、現地の住人には「チミセット」という名で恐れられていた生物だ。20世紀になり、英国の探検隊がクマのような生物と遭遇した際に原住民に尋ねたところ、チミセットという存在が明らかになり、地名にちなんで「ナンディ・ベア」と名付けられて、ヨーロッパに広まったのである。

 身体的特徴はクマのように長い鼻面で、直立すると3メートル近く、前肢に比べて後肢が短いハイエナのような体形、小さな耳が印象的だといわれている。

 ハイエナは大きくても1メートル程度、それがヒグマよりも大きな3メートルと言われているのだからかなり大きい。また、攻撃する際には後肢で立ち、前肢を使う、木にも登ると伝わっており、それゆえ西洋人がクマに近いものとして想像したと思われる。

 チミセットの他に「ゲテイト」という呼び名もあり、こちらは「脳食い」を意味するのだ。村を襲って人間を食べるという言い伝えがあり、原住民にとって、いかに恐ろしい存在だったかが分かる。

 巨大なハイエナなのか、かつて北アフリカに生息していたヒグマが南下したのか、容姿に共通点のある古生物・モロプスやドウクツグマの生き残りなのか、それともまったく新しい生物なのか、アフリカという大地にはまだ謎の生物が潜んでいる。

【関連動画】The Nandi Bear – The Brain-eater of Kenya

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