プロフィール
オフィス北野・プチ鹿島(ぷちかしま)
1970年5月23日生まれ。血液型O。時事ネタを得意とする。東スポ歴は中学から30年。TBSラジオ「東京ポッド許可局」、同局「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月・水)、YBSラジオ「プチ鹿島の火曜キックス」、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演中。著書には「教養としてのプロレス」(双葉新書)。




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語り継がれる日曜のあの事象
2017年03月16日

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テレビ朝日で「史上初!現役・OBレスラー200人&ファン1万人が選ぶプロレス総選挙」が放送された。


日曜日(12日)の21時からの放送と知り、プロレスファンは心待ちにしていたのだ。


しかし前の番組は野球のWBC「日本対オランダ」(19時〜)。野球は21時までに終わるのか? プロレス総選挙は無事に時間通りに行われるのか? ファンのやきもきも同時にスタートしたのである。


果たして、野球はとんでもない熱戦となった。放送時間も延長。「どっちが勝つ?」「プロレス総選挙はどうなる?」というふたつのハラハラドキドキが私にも混在した。


プロレスファンからは「良い時間帯に放送されて一般視聴者にプロレスの素晴らしさを見てもらうことが大事なのに!」という声もSNSで発信されていた。自分の楽しみだけでなくジャンルを想う心。プロレスファンは優しい。そしていつも闘っている。さまざまな感情があの時間帯に交差していた。


このあたりから私は「今、すごい時間を体験しているのではないか?」とゾクゾクし始めた。


拙著『教養としてのプロレス』の前書きで、私の思うプロレスの定義を書いた。「笑っていいとも!」最終回で次々とお笑いスターが登場した展開に視聴者の感情がゆさぶられた場面を挙げ、


《あのときの「とんでもないものを見ている」という驚きとワクワク、「いったいどんな事情でこうなった!?」という興奮。今後語り継がれるであろう歴史的名場面。
あれを見た人の感動や驚き、一方で「どこまで段取りがあったの」という半信半疑や各々の解釈。すべて、それらが「プロレス」なのである。プロレスの醍醐味なのである。》


と書いた。


それで言うなら、WBC「日本対オランダ」がおこなわれていたあの時間、あの事象は、まさにプロレスだったと言える。


野球を見てる人、次の番組開始を待ち望む人の「これは一体どうなるんだ!」という奇しくも同じ叫び。予測不能のモノを目の前にした喜怒哀楽や疑心暗鬼の爆発。


「プロレス総選挙」は放送されていなかったが、間違いなくあの時間に私が見ていたのは「プロレス」だったのである。


試合が終わったのは23時54分。東京ドームでこんな時間まで・・・。いや、94年におこなわれた全日本女子プロレスのドーム大会も熱戦が続くあまり、終わったのは24時を過ぎていたっけ。


日曜のあの事象は、全女のドーム大会とともに今後語り継がれるであろう。


いいプロレスを見た。



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