プロフィール
オフィス北野・プチ鹿島(ぷちかしま)
1970年5月23日生まれ。血液型O。時事ネタを得意とする。東スポ歴は中学から30年。TBSラジオ「東京ポッド許可局」、同局「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月・水)、YBSラジオ「プチ鹿島の火曜キックス」、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演中。著書には「教養としてのプロレス」(双葉新書)。




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武藤敬司の魔力
2017年03月02日

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前々回のコラムで武藤敬司が先月プロデュースした「プロレスリングマスターズ」のことを書いた。

 
90年代にメインを張ったレスラーたちが集っておこなわれた興行。ゴルフでいうならシニア大会なのだろうけど、観客の熱さがあの頃と同じだったので単なる懐かしさだけでなく、思わず時空を超えてしまった感を味わえたのである。

 
その武藤さんと今週ラジオ番組のイベントで話すことができた。「最後、武藤さんのムーンサルトプレスまで見れるとは思いませんでした」と言うと、

 
「いやー、あのときはさー、長州(力)さんとか藤波(辰爾)さんがいて。気が付いたら俺が一番下っ端だったんだよ。だから働かされたなぁ」

 
イベントでは興味深い話をたくさん。

 
「真面目なレスラーは真面目なプロレスしかできないんだ。限度がある」

 
うなづく観客。

 
そうかと思えば「ホントにこんなに濃いプロレスの話でいいの?大丈夫?」と女性客に気を使いながらも、「アメリカで桜田一男さんがナンパした話」をするなど十分濃い。

 

私は「スクリュー」という言葉について聞いてみた。武藤さんが最近出した本のなかで登場した言葉だ。

 

《この世界で相手にダマされるとか、自分が不利な立場に追い込まれることを”スクリューされる”という。たとえば予想と全然違う試合展開を強いられるとか。》

 
藤波&長州の「噛ませ犬事件」も《藤波さんはあの時スクリューされたわけだ》とし、武藤さん自身も《1995年の高田延彦戦は心の準備をしていった。相手がいきなりかましてくるかもしれないからね》と説明してあった。

 

なるほど。そんな言葉があるのか。

 
「藤波さんがかまされるなんてまさにドラゴンスクリューですね」というオチにしようと思い、私は目の前にいる武藤さんに実際に聞いてみた。すると、

 
「スクリュー?なにそれ?」

 
え、、、、。

 
「あー、でも言ったかなぁ。どうだろう。その本読んでないんだまだ。」

 

大喜びの観客。松本伊代以来の名言である(各自参照)。これをきっかけにさらにペースを上げる武藤敬司。

 

武藤さんはスーパースターなのにとても話がしやすい。何でも聞いてきていいよという雰囲気があった。実際にどんどん話を受けてくれた。

 

でも最後にロープにふったらとんでもない返し技がきた感覚だった。これぞドラゴンスクリュー。

 
もしかして、武藤さんと試合をする人ってこういう感覚になるのかな?とさえ思った。

 
こっちは気持ちよく話ができてゴキゲンになるのだけど、これこそ武藤さんの魔力なのだろうと。で、いつのまにか仕留められてる。

 
武藤敬司の偉大さを体験できました。



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