プロフィール
オフィス北野・プチ鹿島(ぷちかしま)
1970年5月23日生まれ。血液型O。時事ネタを得意とする。東スポ歴は中学から30年。TBSラジオ「東京ポッド許可局」、同局「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月・水)、YBSラジオ「プチ鹿島の火曜キックス」、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演中。著書には「教養としてのプロレス」(双葉新書)。




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「朝日」と「東スポ」の見出しが同じになってしまったあの日
2017年03月23日

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新刊が出ました。『芸人式 新聞の読み方』(幻冬舎)という本です。

 
「はじめに」で書きたかったのは次のこと。

 
《『朝日』と『東スポ』の見出しが同じになってしまったあの日》

 
1995年3月20日の「地下鉄サリン事件」。あのときの私の最大のショックは、「世の中が乱れると、朝日新聞と東京スポーツの見出しが同じになる」ということだった。

 
新聞は、扱うネタや切り口に違いがあるからこそ、読み比べる楽しさがあると私は思っている。

 

たとえば次の記事。

『「プレミアムフライデー」で週末限定の風俗嬢が激増!?』(東スポWeb  2月21日)

 
見出しだけでも芸を堪能できるが実際に読んでみると、

 
《働き方改革とは聞こえがいいが、お金を使って経済を回してもらいたいという政府や経済界の思惑にすぎない。》

《時間があれば、みんな稼ぎたい》

 

と書いてある。

 

プレミアムフライデーをすんなり享受できる側より、できない側の人たちの視点で書いているのだ。実はすごく真面目な記事なのである。一般紙の多くは金曜の午後から陽気に乾杯している人たちの写真や感想を載せていたからこそ、この記事は読ませた。切り口の違いを味わえるのがいい。

 
しかし、冒頭に記したあの事件は一般紙もスポーツ紙もタブロイド紙もぜんぶ同じになってしまった。なにより、事件の当事者が発信する「価値観」に乗っ取られてしまったのである。おどろおどろしさも含めて。あのとき痛感したのは、新聞のそれぞれ違う価値観を味わえる日々の大切さだった。
 

さて、東スポを30年以上読んでいる立場として最近感じることは、東スポはUFOや人面魚という「未知」を一面にしていた時期から、最近は「次の薬物逮捕は誰か」というような、事件やスキャンダルに関しての「シリアスな未知」が多くなってきている。同じ未知でも読者の欲望が変化している証拠だと思う。この点でだけでも時代の匂いが感じ取れるから面白い。

 
というわけで、「東スポ論」もたくさん書いてます。『芸人式 新聞の読み方』をぜひ読んでみてください。



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