西武は球団事務所の仕事始めとなった5日、今月15日で退任する居郷肇球団社長(65)が年頭のあいさつを行った。

 42年ぶりの最下位からの雪辱を期す今季に向け、居郷社長は「昨年、当球団は思うような成績を残せず悔しい思いをしました。しかしながら、シーズン終了後、速やかにコーチ陣を刷新し新外国人選手の獲得を積極的に行いました。これまでに感じたことのない悔しさを胸に、選手達はライオンズトレーニングセンター等で汗を流していた。彼らはきっと今シーズンの重要な局面で勝ちに導くビックプレーを数多く見せてくれると信じている」とあいさつ。

 続けて「また今年はメットライフドームエリアの完成から2年目のシーズンになる。今年は満員のお客さんに来てもらって、引き続きウィズ・コロナを意識した安全安心な環境を提供していきたい」と営業面での巻き返しにも力を込める決意を語っていた。