広島は26日、カイル・バード投手(27=レンジャーズ3A)と契約したことを発表。主にリリーフとしてマイナー通算214試合で防御率2・66をマークする左腕だが、今季はコロナ禍によりマイナーリーグの開催がなく公式戦での実戦登板はなし。そこで最新の状態チェックのため動いたのが今年から駐米スカウトに就任したブラッド・エルドレッド氏だった。

「(バードと)家が近いということもあってバードが投球練習する様子をビデオを撮りに行ってもらい、それで最終チェックをした」(球団幹部)。〝エルドレッド映像〟がゴーサインを出す後押しになったという。

 球団を通じて「私の目標はチームのために自分ができることのすべてを出し切り、広島の街とファンの皆様に優勝を届けることです」とコメントしたバード。エルドレッド級の活躍といきたいところだ。