日本ハムの2年目右腕・吉田輝星投手(19)が22日、ソフトバンク戦(札幌ドーム)に先発。1点ビハインドの5回に〝アンラッキー〟な失点を喫した。

 一死満塁でグラシアルの打席を迎えた吉田輝。好調な助っ人を相手にここまで2つの空振り三振を奪っていた右腕は、ここもカウント2―2と追い込む。続く6球目、133キロのフォークでこの打席も空振り三振に封じた…か見えたが、球審の判定は「ファウル」。バットに当たった感触がなかったのか、グラシアル自身も早々ベンチへ戻りかけていたが、慌てて打席へと戻った。

 吉田輝も驚きの表情を浮かべた後に投じた7球目、今度はグラシアルがこれをうまく捉えて中前適時打に。その後も内野ゴロや清水の失策の間にさらに2点を失うなど、この回計3失点。不運なアクシデントに見舞われた右腕は頬を膨らませながら、ベンチへ戻った。