不振が続く日本ハム・清宮幸太郎内野手(21)の〝真顔芸〟に手厳しい声が出ている。

 今季の清宮は開幕一軍スタートを迎えるも、61試合に出場して打率1割9分、4本塁打、打点12と低空飛行。守ってもリーグ3位タイとなる6失策と、攻守で苦しい日々が続いている。

 そんな清宮に向け、チーム内から飛び出したのは〝真顔パフォーマンス〟禁止令だ。本塁打を放った選手がベースを一周してベンチに戻ってきた際、ベンチで待機している選手が、中継カメラを真顔で凝視して待つパフォーマンスで、今季途中からチーム内で流行。シュールな様子がファンの間でも話題となっていた。

 チーム関係者は「清宮に限った話ではないけど、不振が続いている選手があのパフォーマンスをすると『ふざけてる場合か』と、どうしてもファンの反感を買いやすいと思うんですよ。個人的には、成績が上がるまでは控えたほうがいいとは思います」と提言する。

 22日の西武戦(メットライフ)で清水が本塁打を放った際には、ベンチで清宮が恒例のパフォーマンスを実施。ほほ笑ましいシーンではあったものの、実際にファンの間からは「パフォーマンスする暇あるなら裏で素振りでもしたらいいと思う」「真顔パフォーマンスには参加させないでほしい。かなりイラつく」と辛らつな声も噴出していた。

 例年とは違い、コロナ禍で球場に足を運べないファンを盛り上げようという思いも強いパフォーマンスだが、シビアなチーム順位と個人の成績から、ファンももどかしい気持ちを抱えているのは確か。文句なしの〝真顔パフォーマンス〟をするためには成績を残すしかない。