【目撃】パ・リーグ首位打者のオリックス・吉田正尚外野手(27=打率3割5分)を1分5厘差で追う日本ハム・近藤健介外野手(27=同3割3分5厘)が愉快な西武ナインと〝積極外交〟だ。

 22日の西武戦(メットライフ)前、いつものように西武ナインやコーチに積極的に声を掛け、親交を深めていた近藤。侍ジャパンで距離の近くなった源田と打撃ケージ横で話をしていると、現役の最後を日本ハムで過ごした赤田打撃コーチが近寄ってきてこれに加わった。

 さらには、その後方でトス打撃をしていた川越と親しそうに話ていたかと思えば、今度は捕手の岡田からなにやら頼まれ事をして一度、一塁ベンチ裏へと引っ込んだ近藤。しばらくすると手には新品のバットが一本握られていた。

 これを岡田に手渡し感謝された近藤はそのまま三塁側の西武ベンチに帰っても違和感がないほど、西武ナインとは打ち解けた間柄。そして、この居心地の良さもあってか、西武戦での対戦打率は対戦5球団の中では最高の4割3分6厘を稼ぐお得意様でもある。

 近藤にとって西武戦は会って楽しい、打っても楽しい〝オアシス〟のような時間なのだ。