国内FA権を行使した楽天・美馬学投手(33)が5日、都内のホテルでヤクルトとの初交渉に臨んだ。

 伊東昭光編成部長、山部編成担当と交渉のテーブルについた美馬は、約50分間の面談を終え「本当に来てほしいという気持ちをしっかり伝えてもらった。条件も提示してもらったので、しっかり検討したい」と第一声。交渉では美馬側から質問もしたという。「僕、ケガもよくしてきてるので、(環境やメディカル面の)質問もさせてもらった。神宮はみんなが思ってるようにピッチャーが厳しい球場なので、そういう印象です。自分と家族が生活しやすい環境が一番。そんなに早く決められるようなことではない。できるだけ後悔のないようにしっかり考えて決断したい」と話した。

 伊東編成部長は「今年の投手陣の弱さというのを説明して、ローテーションの軸になってほしいと伝えた。条件は3年、金額も頑張りました。手応えは…どうですかねえ。他球団の契約内容を聞いてないので、ウチとしては精一杯の額を提示させていただいた」と交渉の感触を語った。