パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦(13日、メットライフ)でソフトバンクに敗れ、4連敗で2年連続で日本シリーズ進出を逃した西武は試合後、小野和義投手コーチ(53)と来季のコーチ契約を結ばないことを発表した。

 今季、圧倒的な攻撃力でリーグ連覇を達成した西武だが、課題の投手力はチーム防御率が昨年の4・24から4・35へと悪化。エース・菊池のメジャー移籍、昨年の最多勝右腕・多和田の不振もあった中で高橋光、今井、松本ら若手投手陣に経験を積ませる我慢の1年だった。

 しかし、早くから「責任はオレが取る」と語っていた小野コーチはCS開幕前に球団側に辞任を申し入れており、それがこの日発表されたもの。小野コーチの今後については未定だが来季、スタッフとして球団に残ることは確定している。