西武は21日のソフトバンク戦(メットライフ)に5―16と惨敗。投手陣が今季ワーストとなる16安打16失点と崩壊し、再び借金3となった。

 辻監督は開口一番「平成最後の(本拠地)試合がこれじゃね…」と苦笑い。「光成はよくなかったね。真っすぐが引っかかっていた」と4回6失点と試合をつくれなかった先発・高橋光に言及した。

 続けて、2番手で登板し1回5失点の高木勇、また1回4失点の4番手・齊藤大についても「何なのかな、怖いのかな? もっと攻めないとね。あんな外ばっかり、いったって打たれるわね。1ストライク後の2球目に打たれるのがマズイ。1ストライク取って、そこよりもっと厳しいところに放れないというところが、気持ちがそこまで強くないのか、技術がないのか。高木にしてもファームでは投げっぷりもよかったんだけど、バッターと勝負している感がこっちにない」と苦言を呈した。

 これで首位・楽天と2位・ソフトバンクにはそれぞれ2カード連続負け越しの計1勝9敗。両チームの貯金に大きく貢献する“主要銀行”になりかけている。指揮官は「今は耐える時。前を向くしかない。あさってからまた全力でやるしかない」と語ったが、試合後、投手陣は全員が集められ緊急ミーティングが行われた。