日本ハムには“モテ男”が多い。14日のバレンタインデーにちなみ、“元祖アイドル”こと荒木大輔二軍監督(54)が同イベントにまつわる秘話を明かした。

 荒木二軍監督は早実1年時に出場した夏の甲子園でいきなり準優勝。その活躍ぶりと甘いマスクから大人気に。行く先々に若い女性ファンが押し寄せ「大ちゃんフィーバー」と呼ばれる空前の社会現象になった。

 高校在学中のバレンタインデーの思い出について荒木二軍監督は「登校のときに、女の子たちがズラッと並んで、流れ作業のようにお菓子をもらっていた」とのエピソードを披露。あまりに多くもらいすぎて持ち切れなくなると、自身の前を取り囲むかのように歩いていた同級生数人が荷物係を務めたという。

「確かに付き人みたいだね(笑い)。今でも一緒にごはんなどに行ったりすると前を歩いてくれたりするから面白いよ」と、旧友たちの変わらぬ気配りに感謝しきりだ。

 そんな大ちゃんだが、ヤクルト入団後はそれを上回るほどの色男がいたという。「栗山監督の方がモテたね。当時はユマ(米国)での海外キャンプだったのに、栗山監督は数え切れないくらいもらってたよ」と先輩だった栗山監督のモテ男ぶりを告白。続けて「(栗山監督は)今でもそうだけど、性別年齢問わず、ファンの人に『調子はどうですか?』とか気さくに声を掛けてたんだよね。なかなかできないことだよ」と人気の秘訣についても明かした。

 2人のモテ男が一、二軍監督として指揮する日本ハムには、昨夏の甲子園でフィーバーを巻き起こした吉田輝星投手(18=金足農)も入団。2人の“師匠”が築いたモテ男伝説を継承できるか、注目だ。