ツインズの前田健太投手(34)は8日(日本時間9日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に先発し、5回6安打3失点(自責3)、与四球3、奪三振5で今季5勝目(4敗)を挙げた。7月4日(同5日)のロイヤルズ戦以来、約1か月ぶりの白星で防御率は4・69となり、今季の通算奪三振数は104となった。

 今季19回目の先発マウンドに上がった前田は初回、先頭マコーミックに初球の外角ストレートを右前に落ちる安打を許すと、2番ブラントリーには四球、3番ディアスには一塁後方に落ちるポテンヒットで1点を先制される。しかし前田は4番アルバレスをスライダーで二ゴロ併殺打、5番コレアはフルカウントから93マイルのストレートで見逃し三振に仕留めると、これが試合の立て直しにつながる。

 続く2回、3回は三者凡退。4回と5回はそれぞれ1点ずつを許すが、この日は主砲サノの2ラン本塁打、4番ポランコの2本の本塁打など味方打線の援護、後押しもあり、5回を投げ切り、球数100球に達したところで降板となった。