メッツ戦などの中継を行っているニューヨークのテレビ局「スポーツネット・ニューヨーク」(電子版)は14日(日本時間15日)、ヤンキースからFAになった田中将大投手(32)について「『今年は日本に戻るだろう』と米球界内でささやかれている」と伝えた。

 同電子版は「田中とヤンキースが再契約に向けた打ち合わせ(や交渉)を行っているという話は聞いていない」とも報じている。また、パドレスが田中に関する調査を行っているという前日の報道にも触れ、田中が自身のツイッターで「この段階では、来季プレーしたいチームを限定しておらず、自分に興味を持ってくださる全ての球団の中から考えています」と日本復帰を否定しなかったことを紹介した。

 これらを踏まえて「ニューヨーク(の球団)は今、FAになっているラメーヒュー内野手の状況を注視していることから、田中が日本に戻る可能性は日に日に大きくなっているようだ」と指摘した。田中が日本球界に復帰するとすれば、古巣の楽天だろう。

 ポスティングシステムでのメジャー移籍が成立せず、もう1年巨人でプレーすることになった菅野智之投手(31)とは、これまでのプロセスや現在の立場は大きく異なるが、「NPBで1年プレーして、シーズン後にメジャー移籍を果たす」という図式は田中にも当てはまる…。

 NPBのキャンプインまであと2週間、メジャーのキャンプインまで5週間ほどと迫っており、残された時間は多くない。決断が注目される。