芸人顔負けの話術とパフォーマンスで人気のボートレーサー・西山貴浩(28=福岡)が東スポに登場! 月イチでお届けする新コラム「貴浩西山のキャビらない話」が本日スタート! ちなみに「キャビる」とはプロペラが空転して失速するボート用語。「人生キャビりっぱなし」という西山だが、キレ味鋭いトークで、果たしてどんな話が飛び出すか?

【貴浩西山のキャビらない話】読者の皆さん、初めまして! 今日から当コラムを書かせていただくことになりました福岡支部97期の西山貴浩です。まずは自己紹介から。僕は福岡県北九州市生まれのピチピチの28歳。F(フライング)持ち、子持ちのボートレーサーです。趣味は魚釣り、好きな女性は嫁! 好きな食べ物は嫁が作ってくれたもの全部(これを執筆中の今、横にいるもので…)。

 この後に6年半ぶりのF休みが待っているのが怖くてしょうがない今日このごろです。こんな感じで絶対にバレるウソを堂々とつくのが僕の特技。しかし、ウソをつくのは嫁の前だけで、ファンの皆さんには冗談は言ってもウソは少ししか…いや、つきません!

 ということで、僕はコラムを通してボートレースの魅力を伝えたいと思っています。競馬や競輪も楽しいですが、ボートレースは男女も年齢も関係なくガチンコで戦う競技です。これは本当にすごいことです。

 だって皆さん、想像してみてください。17歳から70歳過ぎまでの老若男女のレーサーがいるんです。こんな年の差があるのに同じルール、同じ土俵で勝負するんですよ。17と70…。もし100メートル走をしたら絶対に70は勝てませんよね。ドーピングしても精力増強剤を飲んでも勝てませんよね。

 しかし、ボートレースでは70歳が勝ってしまうんです。

 それは若手にはない技や整備力などがあるから。すごいでしょ!? ウソだと思うなら食べてみて…あっ、ウソだと思うならお近くのレース場に行ってみてください。

 北は群馬の桐生、南は長崎の大村まで全国24か所にボートレース場はあります。人生が変わりますから! レースを見て何も感じない人は右手に保険証を持って病院に行くことをお勧めします。

 そのころ私は左手でレバーを握ってレースをしてますから。ボートレースを見たことない方もとにかく一度ボートレースを見ていただきたいという僕のお願いです。家ではお願いしても聞いてくれないので(涙)。

 だから僕はボートの魅力を伝えるためにコラムを書きます。そして東京スポーツが日本一捨てづらい新聞だと思っていただけたら、僕はオカズなしで米を3俵食べれるほどうれしいです。

 なので皆さん、バンバン東スポを買ってくださいね。新聞といえば東スポ、ボートといえば西山です! このようにすぐに調子に乗りますので…。(次回は5月12日掲載)

☆にしやま・たかひろ=1987年5月15日生まれの28歳。福岡支部97期生。2005年11月の若松でデビュー。08年9月の若松で初優勝。通算18V。GⅠ、SGの優勝は未経験。15年の獲得賞金は4107万円。座右の銘は「笑う門には福来る」。家族は千晴夫人と1男1女。身長170センチ。血液型=A。